これを見ればお分かりのようにゴムと生地のミニマムロット数から出来る下着の枚数が必ずしもぴったりしているわけではないのです。ゴムと生地、どちらかのミニマムロットを優先するとどちらかが余ってしまう。
残念ながら、我々そんな大プロジェクトチームではありませんから、初回生産分で取り扱い販売出来る範囲はミニマムロットで出来る製品量内程度。もちろんミニマムロットというのは、いわばラボ可動のための必要最低数量ってことなので、この数量を超えると、そこから一般的にそれぞれの素材に沿った価格単位あたりで発注可能になります。
そこで我がヒーローチームは、泣く泣くゴム1200枚分のミニマムロット数に合わせるため、生地をミニマムロット4反に2反を加えて計6反発注してます。
生産枚数が増えるようになれば、もっと発注数の微調整も可能なのですがそれはまだ夢に見る世界。『ヒーローカラーズ』は限定色。これからもしばらくは少数精鋭でいくしかありません。
その結果、いつも生地を少し残すことになってしまいます。
これはやはり悔しい。
『ヒーローカラーズ』の生地は品質も良く、自分たちのオリジナル色ですから愛着もある。せっかくの生地がこの世界の誰の肌にも触れぬまま廃棄されてしまうのは勿体無くて可哀想と思ってきました。