オッケーパッチがどんな風に生まれてきたのか?開発ストーリーの裏側をご紹介します。
目次
1. オッケーパッチのアイデアはここから
2. パッチの選択肢に悩む
3. スタートに戻る
4. タグの位置は?
5. オッケーパッチ誕生!
オッケーパッチのアイデアはここから
ユニフォーム風にデッカいナンバーがついたりカラーブロックだったり、そういうメンズのパンツってあります。やっぱりスポーツスタイルはメンズに欠かせないから。
しかしアンダーウェアだったら、むしろそういうワークアウト型のスタイルをサポートするパンツの方が、ふと見ればカッコいいじゃないかとアンダースタンドは思うのです。
と、いうことで思い切り飾りのない、アンダーパンツの形だけ残したアイテム作りが始まりました。
テーマは、<バッチバチのスポーツウェアにも、普通の遊びの時もアスリート風に何気に着れるアンダーパンツ>
たったひとつシンボルとして、ロゴのパッチでそのスピリッツを表そうということになりました。
オッケーパッチのパッチがつけられるまでのストーリーです。
パッチの選択肢に悩む。
最初様々なパッチ素材が候補に上りました。
ジーンズのヒップタグのレザー風のものや、最近話題の新素材まで、どれも見た目が魅力的です。
しかし問題は耐久性、そして何より実用的な使用感です。
アンダーパンツ、特にウエストゴムは伸縮しますからパッチが硬いと縫い目が傷みやすく、穿き心地にも影響します。
だから異素材のコンビネーションで新味を狙うのは冒険で、泣く泣く諦めることに。
スタートに戻る。
結局、振り出しに戻って一般に広く使われているコットンタグを使用。
色のコントラストで各カラータイプごとそれぞれの表情を作ろうということになりました。
全四色ごと、これまで俎上に載ったいろんな素材の持ち味をイメージにパッチカラーを決めていきます。
最終的に、このパッチには隠れたモチーフが込められました。
でそれぞれ、ちょっとビンテージレザー風、とかメタリックなコントラストとか、アンティークペーパーのレッテルとか、スタジャンのワッペン風などのテーマで出来上がった色なんです。
タグの位置は?
下着としての実用性を優先すると、タグの位置も限られてしまうことも問題でした。
ゴム部分と本体ボディの生地ではまるで伸縮が違うので、そこをまたがった位置に取り付けると、パッチとゴム、そして本体生地との伸縮率の差から着用時に生地に歪みが出てしまいます。
だからパッチは伸びる方向の一定しているゴム部分上、それもゴムに負担の少なくするためにはウエストゴムの幅に合わせたサイズでなければならなかったのです。
オッケーパッチ誕生!
しかしそうすると、何かいかにも型通りのブランドタグ付きパンツになってしまいました。そこで生まれたのがパッチの形そのものを歪ませると言うアイディア。
それによって、超シンプルだったパンツに動きが加わってソフトな躍動感が加わっただけでなく、どうしてもゴムとパッチとの不整合さから生じる穿いた時の見た目のひずみさえグッと解消されました。
何よりこのパンツの<張り切らなくても様になる運動家>というテーマには、な四角四面でなくナナメに傾いだパッチはぴったり。
体をよじってもセンターのロゴパッチも一緒に<柔軟している>という、ベーシックなのにフレキシブルな顔を持つ多様性パンツができ上がりました。
いつでもサマになる、アンダースタンドのアスリート風パンツ。
ぜひ末永くお楽しみいただければ嬉しいです!